節分の定番料理である「恵方巻き」。
その恵方を向いて食べる理由や意味についてご存知でしょうか?
この記事では、恵方の意味や決め方を解説し、さらに恵方巻きの由来、食べ方、具材の意味についても紹介します。
節分の日に食べる恵方巻、今年の方角は?
恵方巻は、幸運を呼び込むために恵方を向いて食べる習慣があります。
恵方とは、歳徳神とも呼ばれる年神が宿るとされる特定の方角であり、その方角を向いて行動することで良いことが訪れると信じられています。
今年(2024年)の恵方は、東北東の方角になります。
恵方が毎年変わるのはなぜ?
恵方の方角は、毎年変わりますが、実は、「東北東」、「西南西」、「南南東」、「北北西」の四方向しかありません。
恵方は、陰陽五行説の十干と密接な関わりがあります。
十干とは、「木・火・土・金・水」を基にして「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類に区分される考え方です。
それぞれの十干には数字や方角が割り当てられており、これに基づいて恵方が決定されます。
恵方巻の由来
恵方巻の由来についてですが、有力な起源は2つありますが、はっきりした確定事項は存在しません。
一つは大正時代から戦後にかけての関西で行われていた「節分」の行事に関連しています。
関西では、「節分」の際に芸能や商売繁盛を祈願する際に、「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」を食べる習慣がありました。
もう一つの説は1973年頃に始まります。
この時、大阪の海苔問屋協同組合が寿司店と提携して、節分に「太巻き寿司」を「恵方巻」として販売し始めたことです。
そして、1998年に大手コンビニが海苔巻きを「恵方巻」として大々的に宣伝し始めたことで、この風習が全国に広まるきっかけとなりました。
恵方巻の食べ方
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