唐津くんちは、佐賀県唐津市で毎年11月に開催される伝統的な祭りです。
14台の鮮やかな曳山が唐津市内の旧城下町を練り歩くのは見ごたえがあります。
今回は、唐津くんちの魅力とアクセス方法や混雑情報をお紹介します。
Contents
唐津くんちとは
「唐津くんち」は佐賀県唐津市南城内に鎮座する唐津神社の秋季例大祭で、秋の収穫を感謝するお祭りです。
11月2日の宵曳山から4日の翌日祭までの3日間開催されます。
曳山は江戸時代の文政期(1818~30年)以降のもので、文政2(1819)年に刀町が赤獅子を唐津神社に奉納したものがはじまりと言われています。
それ以降明治9年までに15台の曳山が制作されましたが、その内一台が明治中期に損滅し、現在14台が現存しています。
最大の見どころは3日の御旅所神幸で、神輿を中心に曳山が御旅所へと巡行します。
とくに西の浜にある御旅所への曳き込みと曳き出しは大迫力です。
「唐津くんちの曳山行事」という名称で国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」のひとつとして登録されています。
唐津くんちの魅力
御旅所神幸
唐津神社を出発した神輿の前後を14台の曳山が、「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の勇ましい掛け声とともに御旅所に向かいます。
御旅所への曳き出しと曳き込みが最大の見どころとも言われ、曳き子は砂地にめり込みながらも曳山を曳き、最高潮の盛り上がりになります。
曳山
唐津くんちでは「やま」と呼ばれ、和紙の上に漆を塗り、金銀を施して仕上げられた極彩色の曳山は乾漆造の美術工芸品と言われています。
14台それぞれが獅子や兜、鯛などの個性豊かな形をしております。
1台あたりの重さは2~4tの曳山を、町ごとに揃いの法被を着た数百人の曳き子で曳いています。
宵曳山
1日目の宵曳山も見どころのひとつです。
日が暮れたころに「赤獅子」が市の中心部の大手口から曳き出されると、各町の曳山も行列に合流して、城下町を進み、最後は14台の曳山が唐津神社前に勢揃いします。
提灯の明かりに照らされた曳山はとても幻想的です。
日程
11月2日
「宵山」 唐津市大手口19:30出発
11月3日
「御旅所神幸」 唐津神社前9:30出発
11月4日
「翌日祭」 唐津神社前10:00出発
令和6年曳山巡行コースは下のとおりです。
(引用:唐津観光協会ウェブサイトより)
アクセス
唐津神社
アクセス方法
〇電車 JR唐津駅から徒歩10分
〇バス 唐津バスセンターから徒歩5分
〇車 佐賀市内より約60分
福岡市内より約60分
御旅所(西の浜)
駐車場情報
唐津くんちでは、ありがたいことに臨時無料駐車場も準備されます。
台数に限りがあるので、無料駐車場を利用される方はお早めに到着されることをおすすめします。
市営有料駐車場
〇東城内駐車場/194台/24時間
〇旧高取邸駐車場/82台/6時~22時(出庫は24時間)
〇南城内駐車場/148台/7時30分~22時(出庫は24時間)
〇材木町駐車場/98台/24時間
※材木町駐車場は、曳山巡行路に面しているので、時間帯により車の出し入れに規制があります。
臨時無料駐車場
11月2~4日に利用できる臨時無料駐車場
〇松浦河畔公園駐車場/1470台
〇メルキュール佐賀唐津リゾート横駐車場/300台
〇メルキュール佐賀唐津リゾート前河川敷駐車場/300台
〇松浦川運動広場グラウンド駐車場/700台
※利用時間:9時~17時30分(2日は17時~22時30分)
※臨時シャトルバスは廃止になりました。
11月3・4日のみ利用できる臨時無料駐車場
〇浄水センターグラウンド駐車場/120台/9時~17時30分
〇唐津市健康サポートセンターさんて/150台/9時~17時30分
11月3日のみ利用できる臨時無料駐車場
〇外町小学校グラウンド/120台/9時~17時
〇長松小学校グラウンド/200台/9時~17時
駐車場を探す時間がもったいないと思われる方は、交通規制区域を確認した後に、予約しておくのもおすすめです。
混雑情報
2023年は3日間で前年より5万人多く、約41万人が訪れたそうです。
2024年は2日が土曜日で3連休となるので、昨年よりも混雑することが予想されます。
以前は50万人もの観光客が訪れていたようなので、多くの方が楽しみにしている祭りであることは間違いありません。
時間に余裕をもって楽しんできてください。
まとめ
「唐津くんち」は佐賀県唐津市の誇る伝統的な祭りです。
この伝統的な祭りの魅力を体験して、楽しい思い出にしてください。
「唐津くんち」への訪問をおすすめします。
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