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サッカー指導者向け「知っておくべき発達障害についての最低限の知識」

R5.6.11アイキャッチ 指導者として

サッカーの指導者として、様々な子どもたちと接する中で、発達障害を持つ子どもたちとのコミュニケーションや指導には特別な配慮が必要です。

私自身の感覚ですが、発達障害の子どもたちの数が増加しているように思え、指導者としての知識はますます重要になってきます。

しかし、発達障害についての正しい知識を持つことは簡単ではありません。

そこで、今回のブログではサッカー指導者向けに、発達障害についての最低限の知識についてご紹介します。

発達障害とは何か、主な種類や特徴、指導者としての配慮ポイントなどを解説します。

サッカーの指導者として、より多くの子どもたちをサポートするために、発達障害についての理解を深めましょう。

発達障害とは?

発達障害には様々なタイプがあり、例えば注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、知的障害、言語障害などがあります。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)

ADHDは、注意力の欠如、多動性、衝動性の3つの症状が特徴的な発達障害です。発達障害①

子どもたちが集中力を持続させるのが難しく、授業や日常生活でのルールや予定を守るのが難しいことがあります。

サッカーの指導者としては、ADHDの子どもたちに対しては、集中力を保つために短い指示を繰り返し、リズムのあるトレーニングを組み込むことが効果的です。

また、ポジティブな強化や報酬を活用することで、子どもたちのモチベーションを高めることができます。

自閉症スペクトラム障害(ASD)

ASDは、社会的なコミュニケーションの困難さや興味関心の狭さ、反復的な行動などが特徴的な発達障害です。

サッカーの指導者としては、ASDの子どもたちに対しては、コミュニケーションのスキルを養うために、一対一でのコーチングや視覚的な指示を活用することが効果的です。

また、子どもたちの特性に合わせたルーティンや予測可能な環境を整えることで、安心感を与え、ストレスを軽減することが大切です。

知的障害

発達障害②知的障害は、知的機能の発達に遅れがある状態を指します。

サッカーの指導者としては、知的障害の子どもたちに対しては、個別の目標を設定し、細かいステップに分けてトレーニングを進めることが重要です。

また、ポジティブなフィードバックを積極的に与え、自己肯定感を高めることが大切です。

チーム全体の協力やチームワークを重視し、子どもたちが自信を持って参加できる環境を作ることが望ましいです。

言語障害

言語障害は、言語の発達に困難がある状態を指します。

サッカーの指導者としては、言語障害の子どもとしっかりコミュニケーションを図るために、視覚的な指示やジェスチャーを活用することが効果的です。

また、子どもたちが自分の思いや意見を伝えやすい環境を作ることが大切です。

一方的な指示ではなく、子どもたちの意見を尊重し、コミュニケーションを促進することが望ましいです。

厚生労働省HP「発達障害の特性(代表例)」はこちら

発達障害の子どもたちに対しては、個々の特性を理解し、それに合ったアプローチを取ることが大切です。

コミュニケーションの工夫やポジティブな強化を活用することで、子どもたちが自信を持って参加できるような環境を作り上げることが、サッカーの指導者としての役割です。

子どもたちの成長をサポートするために、発達障害についての知識を持ち、個別のニーズに合ったサポートを提供することが大切です。

少年サッカー②

発達障害の子どもは増えている?

私が子どもの頃には「少し変わった子」といわれるような子もいましたが、みんなで一緒に遊んで特段気にすることもなかったです。

しかし、2004年に「発達障害者支援法」が成立してから、以下のような要因で発達障害の子どもが増えているかもしれません。

診断基準の変化

発達障害の診断基準が変化し、以前には診断されなかった子どもたちが現在は診断されるようになったことが考えられます。

たとえば、自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断基準が変化し、より幅広い範囲の症状を持つ子どもたちが診断されるようになったことがあります。

診断の普及と意識の向上

発達障害に関する情報や意識が一般的に広まり、医療専門家や教育関係者の診断能力が向上したことにより、より多くの子どもたちが診断を受けるようになった可能性があります。

また、可能性ですが、社会や環境の変化により、発達障害のリスク要因が増加しているかもしれません。

たとえば、生活環境や食生活の変化、ストレスの増加、社会的な要求の変化などが影響していると考えられています。

少年サッカー

 

まとめ

今回の記事ではサッカー指導者向けに、発達障害についての最低限の知識についてご紹介しました。

「発達障害」という言葉では「病気」のイメージがつきやすいですが、私はその子の個性だと思います。

たとえば、ADHDの特徴に多動性があります。

私のチームにそのような子がいれば、ファーストディフェンダーとしての役割を与えます。

常に追いかける子がいれば相手チームの脅威になるはずです!

ASDの特徴に、空気を読めずに自分の世界観を持っている、があります。

トレーニングや試合でのチームの状況を忖度なしに冷静に分析してくれるでしょう。

発達障害といわれている子どもも、指導者がその子の特性を上手に引き出すことができれば、優れた能力を発揮できる可能性があります。

この記事が、ひとりでも多くの子どもがサッカーを楽しめるような環境づくりの参考になればうれしいです。

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