最近、「+8016877610」や「+8080686966」といった、見慣れない番号からの着信が増えています。
一見、日本の携帯番号のように見えるこれらの番号…実は海外からの詐欺電話の可能性があるって知っていましたか?
この記事では、こうした不審な電話の正体や対処法、詐欺の見分け方などを誰でもすぐにできる対策をわかりやすく解説します。
知らないと怖いけど、知っていればもう安心!
ぜひ最後まで読んで、自分と家族を守りましょう。
そもそも「+80」から始まる番号ってどこから?
+80は日本国内?海外?見分け方のコツ
日本国内の電話番号には「090」「080」「070」などがあります。
国際的には、日本から発信する場合、番号の前に「+81」をつけて「+8190〜」という形になります。
一方で「+80」から始まる番号は、日本国内の正規番号ではありません。
これは一見すると「080」に似ているため、日本の番号だと誤解されやすいのですが、実際には不明な発信元、または海外からの発信である可能性が高いです。
このように、見分けるコツは「+81」が日本、「+80」は日本ではない(または偽装)と覚えておくことです。
また、スマホの着信表示で「+」が付いている場合は、国際電話やインターネット電話(VoIP)の可能性が高いので注意が必要です。
国際詐欺電話の代表的な手口とは
最近よく見られる国際詐欺電話の手口は、以下のようなものがあります。
詐欺の種類 | 内容 | 対応方法 |
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自動音声詐欺 | 「アカウントが停止されました」「大使館からです」など | 切断し、情報を提供しない |
ワンクリック詐欺誘導 | 「1を押してください」などの選択肢を求める | 押さずに電話を終了する |
個人情報詐取 | 氏名・生年月日・住所などを尋ねる | 一切答えない |
有名企業なりすまし | Apple、Google、金融機関などを名乗る | 本物か確認せず信用しない |
詐欺電話の多くは心理的に不安にさせて「急いで対応しなければ」と思わせることが目的です。
冷静に対処することが何より大切です。
なぜこの番号が危険視されているのか
「+80〜」のような番号が危険視される理由は以下の通りです。
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電話番号が不明瞭(発信元が特定できない)
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怪しい自動音声や海外アクセントの英語などが流れる
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有名企業や公的機関を名乗る詐欺が多発
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通話や選択操作だけで課金される「通話料詐欺」も存在
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同様の番号で被害に遭ったという報告が多数ある
つまり、信頼できる正規の企業や役所が「+80」など不明な番号から電話をかけてくることは基本的にありません。
そのため、「まず疑う」姿勢が非常に大切なのです。
似た番号に注意!+81と+80の違い
「+81」は日本の国番号です。日本の電話番号(例:090-1234-5678)を国際形式で表示すると「+819012345678」となります。
一方で、「+80」で始まる番号は、どこの国とも特定できない、または仮想番号や不正に取得された番号であることが多いのです。
この「+81」と「+80」の違いを知っているだけでも、不審な番号に対して警戒心を持つことができるようになります。見た目が似ていても中身はまったく別物です。
出てしまったらどうする?危険を最小限に抑える対処法
会話内容を思い出す・記録する
もし間違って不審な電話に出てしまった場合は、まず冷静になって、通話中に何を言われたのか、どんな操作をしたのかを思い出しましょう。
記憶は時間が経つほど曖昧になるので、すぐにメモを取るのがおすすめです。
可能であれば、以下の内容を記録しておくと安心です。
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着信時間と日時
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通話内容の概要(言われた内容、声の特徴など)
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操作したこと(数字を押したなど)
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電話番号とスクリーンショット
これらの情報は、万が一の被害に備えて警察や消費者庁に相談する際に役立ちます。
また、SNSや口コミサイトに情報を共有することで、同じような被害を未然に防ぐことにもつながります。
クレジットカードやパスワードは変更すべき?
もし電話中にうっかり個人情報やパスワード、クレジットカード番号などを伝えてしまった場合、早急に対策が必要です。
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クレジットカード情報を伝えた場合:カード会社に連絡し、カードを停止・再発行してもらいましょう。
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パスワードを伝えた・疑わしい場合:すぐに該当のサービスにログインし、パスワードを変更してください。
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住所や名前などを伝えた場合:個人情報の悪用に注意し、不審な郵便や訪問がないかしばらく注意深く確認しましょう。
情報を伝えた覚えがない場合でも、少しでも不安があるなら、念のため各種アカウントの確認やパスワードの見直しをおすすめします。
警察や消費者庁への通報方法
不審な電話を受けた、あるいは被害を受けた場合には、必ず【警察】または【消費者庁】への通報を検討しましょう。
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警察に相談する方法
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最寄りの警察署に直接出向く
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または、警察相談専用電話「#9110」にかけて相談
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犯罪の可能性がある場合は「110」通報も可能
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消費者庁・国民生活センター
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全国共通番号「188(いやや)」で地域の窓口につながります
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具体的な内容や証拠(電話番号、内容のメモなど)を用意しておくとスムーズです
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早めに公的機関に相談することで、今後の被害拡大を防げるだけでなく、詐欺集団の追跡・検挙につながる可能性もあります。
スマホのセキュリティ強化の基本
スマホは今や個人情報の塊です。以下のような基本対策をしておくことで、不審な着信や被害リスクをグッと減らせます。
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通話アプリで「非通知・不明な番号をブロック」
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電話帳にない番号からの着信に出ない
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「アプリの権限」は定期的に見直す
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「2段階認証」をすべての主要アカウントに設定
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不審なアプリ・リンクは絶対にタップしない
スマホのセキュリティは「気をつける」だけでなく、「仕組みで守る」ことが大切です。
二度と同じことが起きないようにするには?
不審電話の被害を防ぐには、日ごろから以下の習慣を意識しましょう。
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電話番号をネット上に安易に公開しない
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アンケートや懸賞応募での個人情報入力は慎重に
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迷惑電話を受けたら番号をブロック・通報
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家族や高齢者にもこの情報を共有
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セキュリティアプリや電話番号検索を活用する
特に高齢の家族やITに詳しくない人が被害に遭いやすいため、家族内でも「こんな電話が流行ってるよ」と声をかけ合うのがとても有効です。
知っておきたい!詐欺電話を見抜くポイント5選
自動音声はまず疑え
本物の企業や役所から電話が来る場合、いきなり自動音声で個人情報を聞いてくることはありません。
特に「1を押してください」「あなたのアカウントが停止されます」などの緊急性を煽る内容は要注意。
実在する企業の名を語っていても、基本的に自動音声での個人情報入力は偽です。
自動音声が始まったら、まずは切ることが正解です。
個人情報を聞かれたら即終了
氏名、住所、誕生日、カード情報、マイナンバーなどを電話で聞いてくるのは、詐欺の可能性が非常に高いです。
企業でも、顧客情報をすでに知っている前提で確認する程度です。
こちらから情報を「言わされる」ような電話は、すぐに切りましょう。
仮に本物だったとしても、後から公式サイトに連絡し直せば問題ありません。
「1を押してください」は危険な誘導
詐欺電話の典型的な手口に「オプションを選ばせる」パターンがあります。
「1を押してください」「オペレーターに繋ぎます」という誘導は、実はあなたの操作によって別回線に接続されたり、有料通話に誘導されることも。
ボタンを押しただけで料金が発生したり、より危険な詐欺につながることがあるので、絶対に押さないようにしましょう。
有名企業や公的機関を名乗っても安心しない
「Appleです」「日本年金機構です」など、信頼を寄せやすい名前を名乗る詐欺も増えています。
しかし、冷静に考えてみてください。
本当にその機関から連絡があるなら、郵送やメール、公式アプリなどで通知がくるはずです。
電話だけで解決しようとする機関は基本的にありません。
名乗るだけでは信頼せず、必ず公式サイトに記載の番号から再確認しましょう。
GoogleやSNSで検索すべきワードとは?
不審な番号があったらすぐに「電話番号 検索」してみましょう。
たとえば「+8016877610 詐欺」や「+8080686966 評判」といったキーワードで検索することで、多くの人の体験談や注意喚起が見つかります。
TwitterやYahoo知恵袋、電話番号口コミサイトなどを活用すれば、同じ番号に関する情報を短時間で確認可能です。
情報がすでに出回っていれば、それは危険信号と見なしてOKです。
まとめ
今回紹介した「+8016877610」や「+8080686966」のような不審な番号は、多くの人が被害に遭っている「国際詐欺電話」の可能性があります。
着信の際にはまず「+81(日本)」と「+80(不明・海外)」の違いに気づくこと、そして自動音声や選択操作があったら即座に切ることが大切です。
また、被害に遭った場合や不安がある場合は、警察や消費者庁に相談し、スマホには対策アプリを入れておきましょう。
迷惑電話は「知らない」「出ない」「調べる」の三拍子で撃退できます。
家族や知人にも、こうした情報を共有して、安心・安全なスマホ生活を送りましょう!
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