夜神楽は、日本の伝統的な神楽の一形態で、神秘的なパフォーマンスが楽しめる行事です。
このブログでは、国の重要無形民俗文化財にも指定されている「高千穂の夜神楽」の魅力や日程等を紹介します。
また、一年中楽しめる「高千穂神楽」も紹介しています。
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Contents
高千穂の夜神楽とは
宮崎県高千穂町で続けられている伝統的な神楽の総称は、「高千穂の夜神楽」として昭和53年(1978年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
神楽宿と呼ばれる民家や公民館などに神を招き、「ほしゃどん」と呼ばれる舞手が夕方から翌日の昼前までに三十三番の神楽を奉納します。
奉納の行事は冬に行われ、秋の収穫感謝と翌年の五穀豊穣を祈るものであり、その起源は平安時代からの宮中の霜月の神楽の季節によります。
演目や順番は集落ごとにわずかに異なり多様ですが、「神降」(初めの氏神を招く)、「鎮守」(土地を祓い神を鎮める)、および「杉登」(氏神の降臨)からなる「式三番」は必ず舞われます。
また、「岩戸五番」と呼ばれる舞は、岩戸開きの神話に基づいており、人気があります。
神楽の歴史は高千穂神社に関連があり、文治5年(1189年)の『十社大明神記』に「御じんらく(神楽)」と書かれていますが、歴史的な文書としては長禄4(1460)年および明応3(1494)年の記録が最も古いものとなります。
高千穂の夜神楽の見どころ
舞い入れ
神楽を奉納する宿に神を迎える儀式。
神楽を舞う「ほしゃどん」は面を身に付け、面棒や扇を持ち、御神体をうつした「揚輿」の先導役をつとめます。
集落の住民たちもこの行列を出迎え、神楽が始まります。
神楽宿
神楽宿は、各集落ごとに定期的に指定され、神楽を奉納するための場所を「神庭」と呼びます。
「雲」と呼ばれる天蓋のようなものを吊るし、四方にしめ縄や切り絵細工も吊ります。
それぞれの装飾が特定の意味を持ち、神聖な舞台として使用されます。
戸取の舞
「戸取の舞」は、岩戸開きの神話に基づいてつくられた舞で、手力雄命が全力を尽くして岩戸を取り除き、天照大神を迎え出します。
通常、最終盤で夜近く明けに行われます。
岩戸開きの舞は伊勢、柴引き、手力雄、鈿女(うずめ)、戸取、舞開き、日の前などの要素で構成され、天照の出現は舞開きで表現されています。
御神体の舞
「御神体の舞」は、イザナギとイザナミの夫婦神が酒を造って神前に捧げる舞です。
この舞は「国生みの舞」や「酒こしの舞」とも呼ばれ、お互いに酒を酌み交わし、抱擁し合うなど、ユーモラスな演技が見どころです。
夫婦円満と子孫繁栄を祈る願いが込められています。
日程、神楽宿は?
(引用:高千穂町役場ホームページより)
(引用:高千穂町役場ホームページより)
(引用:高千穂町役場ホームページより)
夜神楽鑑賞の心得
〇夜神楽のスケジュールと場所は、前もって確認しましょう。
〇寒さ対策として、暖かい服や飲み物、軽食を持参するのをおすすめします。
〇夜神楽を鑑賞することは自由ですが、神事に参加する場合は「御神前」を納めるのが礼儀です。
夜神楽の季節以外にも楽しめる「高千穂神楽」
「高千穂神楽」では、「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」の四番を一年中楽しめます。
公演日
毎晩 20~21時
公演会場
高千穂神社境内の神楽殿
公演時間
20:00から21:00まで
受付時間・場所
高千穂神社神楽殿受付窓口で19:00から
拝観料
1人1,000円(※小学生まで無料)
団体割引20名以上1人900円(※インターネットによる団体割引はなし)
収容人数
200名(程度)
インターネット予約 120名
当日受付 80名
合計 200名
駐車場
約100台(無料)
アクセス方法
高千穂神社:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
高千穂バスセンターから徒歩約15分
まとめ
高千穂の夜神楽について、紹介しました。
夜神楽は、伝統日本の神楽の一形態で、神秘的で美しいパフォーマンスが魅力です。
毎年11月中旬から2月上旬まで行われ、日程は高千穂観光協会のウェブサイトで確認できます。
夜神楽りは、伝統と文化を体験する素晴らしい機会で、地元の神話や神聖な儀式を感じることができます。
ぜひ、この神秘的なイベントに参加し、日本の古代の神秘に触れてみてください。
高千穂の夜神楽は、心温まる文化体験となります。
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