市民ランナーの方で、タイムが伸びずに悩んでいる方も多いと思います。
私もそうでした。
でも、一冊の本に出会い、ずっと我流でやっていましたが、フォームを見直すだけで、タイムが伸びました。
今回は私が読んだ「最高の走り方」を紹介します。
Contents
著者紹介「弘山 勉」
経歴 | 筑波大学陸上競技部・男子駅伝監督 |
資生堂ランニングクラブ | |
日本陸上競技連盟強化委員(女子長距離担当) | |
日本陸上競技連盟 女子長距離強化部(副部長) | |
資格 | 健康運動指導士 |
中学校高等学校教職免許(保健体育) | |
指導実績 | 名古屋国際女子マラソン優勝 |
世界陸上女子マラソン日本代表/世界陸上女子マラソン団体銀メダル | |
資生堂チーム | |
全日本実業団対抗女子駅伝チーム優勝 | |
競技実績 | 84年 国体1500m 7位 |
86年 箱根駅伝 9区 区間2位 | |
89年 関東選手権5000m 優勝 | |
90年 別府大分マラソン 3位 | |
90年 ゴールドコーストマラソン 6位 | |
90年 福岡国際マラソン 2位 |
(引用:アスリートLab Produced by WVOLUホームページ プロフィール)
筑波大学を26年ぶりに箱根駅伝本大会に導いた指導者としてだけでなく、選手としても実績のある方ですね。
「最高の走り方」を読んで得られること
「最高のフォーム」を知れる
「最高のフォーム」を知るべき理由はいくつかあります。
効率性
正しいフォームはエネルギーの無駄を最小限に抑え、ランニングの効率性を高めます。
無駄な動きや姿勢の歪みが少ないフォームで走ることで、同じエネルギーでより速く走ることができます。
怪我の予防
間違ったフォームで走ると、関節や筋肉に負担がかかりやすくなります。
適切なフォームを身につけることで、怪我のリスクを減らし、長期間ランニングを楽しむための土台を築くことができます。
持久力の向上
正しいフォームは筋力や持久力の向上にもつながります。
適切な筋肉を使い、効率的に動くことで、より長い距離を走るための体力を身につけることができます。
パフォーマンスの向上
最高のフォームを身につけることで、タイムを短縮することが可能になります。
効率的なフォームで走ることで、同じ努力でより速く走ることができ、目標のタイムを達成する確率が高まります。
したがって、市民ランナーが目標のタイムを達成するためには、最高のフォームを身につけることが不可欠です。
正しいフォームを意識してトレーニングを行い、効果的なランニングスタイルを身につけることで、より良い結果を得ることができます。
「最高のフォーム」を作れる
本書では、フォームを修正するエクササイズ、ランナーにとって必須の筋力トレーニング、「痛み」や「故障」の身体の部位から走りの弱点を説明してあります。
エクササイズ、筋力トレーニングについては、イラストが多く使われているのでイメージしやすいです。
「痛み」や「故障」の説明では、フォームのどこにその原因があるか説明してあり、そしてその「痛み」や「故障」を改善するためのフォームの注意点、必要なエクササイズ、トレーニングを分かりやすく解説してあります。
「最高のフォーム」で走れる
ここまでで、最高のフォームを身につけていても、やはり実際に走るトレーニングをしないと、マラソンを走っても目標タイムに届くことは難しいでしょう。
この「最高の走り方」では、効率的に走力を上げるRUNトレの基本的なメニューがいくつも紹介してあります。
メニューによっては、目標レベルに応じたタイムも書いてあるので、自分のレベルに合ったトレーニングもできます。
また、目標タイム別におけるレース3ヶ月前からのメニューや自分の強化したいところのメニューも紹介してあります。
「最高走り方」を読んだ感想
私は、学生時代はサッカーをしていて、トレーニングの一環としてフルマラソンに出場していました。当時は3時間少しで走れていたのですが…
今はサブ4で走りたいと思いながらフルマラソンを何度走ってもサブ4.5から5のタイムしか出せてませんでした。
元々サッカー部だったのでフォームや練習メニューなど習ったことがないので考えたこともなく、何となく練習していました。
年齢とともに筋力も低下するし、「もうサブ4は無理かも」と思っていた頃にこの「最高の走り方」に出会いました。
表紙にも書いてある「超効率的な「ベストな1歩」が記録を伸ばす!」に惹かれました。
冒頭に書いてあった「自己ベストは、最高の1歩の積み重ねに過ぎない」という言葉で「もう一度サブ4目指してがんばってみよう」という気持ちになりました。
この「最高の走り方」を読んで2週間後ほどにフルマラソンに出場しました。
時間が足りないのでまったくトレーニングメニューはこなせてないので、はじめてフォームを意識しながら練習をしていました。
結果は、4時間14分。
この数年の中でベストタイムでした。
この本を読んで、しっかりトレーニングを積めば、まだいけると感じることができました。
それから3週間後に出た大会でネットタイムですが3時間58分でサブ4達成できました!
前回の大会は本を読んで日が短かったので、フォームを意識することだけでしたが、この3週間ではトレーニング内容も今までと変えました。
たった3週間なので、できることは少なかったのですが、結果は出たし、もっとトレーニングをすればタイムは伸びると実感しました。
経験もあり、知識も豊富な方もいらっしゃるでしょうが、私と同じように我流の練習だけでサブ4を目指している市民ランナーの方も多いと思います。
この「最高の走り方」を読んで思ったのは、知っているのと知らないのでは全然違うということです。
目標タイムは違っても、「最高の走り方」「ベストな1歩」を知ることは、必要な事だと思います。
自己ベスト更新を目指す方はぜひ、この「最高の走り方」を参考にしていただきたいです。
たまたまと言われないように次もサブ4目指します。
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