岸和田だんじり祭りは、大阪府岸和田市の秋の風物詩として知られる祭りです。
毎年、9月と10月に行われるこの祭りは、迫力あるだんじりの曳行やパフォーマンスで有名です。
この記事では、岸和田だんじり祭りの魅力について紹介します。
Contents
岸和田だんじり祭とは
岸和田だんじり祭は、100m以上もある曳き綱を数百人で曳いて駆け巡ります。
祭りには総数80台を超える豪華なだんじり(地車)が登場し、西日本各地のだんじり祭の中でも最大規模のものです。
岸和田だんじり祭の歴史
約300年の歴史があるだんじり祭の始まりは、諸説ありますが、時の岸和田藩主岡部長泰が、京都の伏見稲荷を城内に勧請し、元禄16(1703)年に氏子がだんじりを城内に入れた稲荷祭からが有力とされています。
岸和田だんじり祭の魅力
やりまわし
祭りの最大の見どころである「やりまわし」では、青年団が進行方向に綱を曳き、前梃子が内側の前輪の回転を抑えて旋回のきっかけをつくり、後梃子が大工方の合図でだんじりの方向を変えるなど、全員がタイミングを合わせることで、猛スピードで角を曲がることを可能にしている。
曳き手
高さ4m、重さ4tものだんじりを勢いよく曳くために、だんじりのすぐ前で綱を曳く綱元、後ろで方向転換を担う後梃子、車輪に梃子を差し込みだんじりをコントロールする前梃子など、曳き手にはさまざまな役割があります。
なかでも、屋根に乗り、うちわを手に舞いながら後梃子に指示を出す大工方は祭りの花形です。
危険度日本一?
だんじりのスピードを落とすことなく方向を変える「やりまわし」では全員の息の合った技術が必要です。
そのため、たまに曲がりきれず、だんじりが横転することや建物に衝突することもあります。
この「危険さ」も岸和田だんじり祭の魅力です。
日程
令和6年度9月祭礼曳行日程
試験曳き 9月8日(日)・13日(金)
宵 宮 9月14日(土)
本 宮 9月15日(日)
岸和田地区イラストマップ
春木地区イラストマップ
※イラストマップは岸和田だんじり祭-岸和田市公式ウェブサイトより引用
令和6年度10月祭礼曳行日程
試験曳き 10月6日(日)
宵 宮 10月12日(土)
本 宮 10月13日(日)
令和6年度だんじり祭マップ
〇東岸和田地区地車曳行マップ
〇南掃守地区地車曳行マップ
〇八木地区地車曳行マップ
〇山直地区地車曳行マップ
〇山直南地区地車曳行マップ
〇山滝地区地車曳行マップ
※だんじりマップは岸和田だんじり祭-岸和田市公式ウェブサイトより引用
混雑状況
9月のだんじり祭9月祭礼は、多い時は2日間で40万人以上の方が来られることもあったようです。
外国人観光客も増えているので、今年も混雑するでしょう。
地元の方は一日中参加されている方も多いようですが、遠くから見に来る人を考えるとお昼~夕方がかなり混雑すると思われます。
夜は「やりまわし」がありませんが、提灯がつき、ゆっくり曳かれているので、お昼と違う雰囲気を楽しめます。
交通規制
どうしても車で行かれる方は、駐車場は交通規制区域外で探しましょう。
まとめ
岸和田だんじり祭りは、岸和田市で毎年開催される迫力満点の伝統的な祭りです。
数百人が曳く巨大なだんじりや迫真のパフォーマンスが魅力。
五穀豊穣を願い収穫感謝をする歴史的な由来もあります。
秋の訪れとともに、岸和田だんじり祭りの魅力を存分に味わってみてください。
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