兵庫県朝来市にある「竹田城跡」。
雲海で包まれたその神秘的な景色は「天空の城」とも呼ばれます。
この記事では、竹田城、アクセス方法、雲海が見られる条件、感想等を紹介します。
竹田城跡の雲海を見に行こうとされてる方は参考にしてください。
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Contents
天空の城と呼ばれる「竹田城」
兵庫県朝来市に位置する「竹田城跡」。
この歴史ある城跡は、標高353.7mの山の上に築かれ、国史跡にも指定されています。
素晴らしい石垣はほぼそのままの状態で残り、山城としては非常に珍しいものであり、その規模も日本屈指です。
この地域を流れる円山川から発生する川霧が、竹田城跡を幻想的な「雲海」で包みます。
この光景は時には「日本版マチュピチュ」や「天空の城」とも称され、その神秘的な雰囲気から多くの人々が年々訪れています。
竹田城跡へのアクセス方法と駐車場
電車
JR播但線の竹田駅が最寄り駅になります。
徒歩で登山ルートを登るか、バス停「竹田駅」発の天空バスを利用して「竹田城跡」停留所まで向かいます。
車
和田山ICで一般道へ降り、「山城の郷駐車場」まで約10分。
車で行けるのはここまでなので、ここから先は徒歩で約40分かけて登山できます。
「山城の郷駐車場」から天空バスかタクシーを利用すれば、「竹田城跡」停留所まで20分程度短縮できます。
一般車両が利用できる駐車場は「山城の郷駐車場」のほか、JR竹田駅周辺にも400台近く停められる駐車場が点在しています。
ここから竹田城跡を目指す場合は、登山道を徒歩で登るか、バス停「竹田駅」発の天空バスを利用するのがおすすめ。
(朝来市観光協会ウェブサイトより引用)
(竹田城跡公式ホームページより引用)
竹田城跡への登山ルートと所要時間
山頂まで登ることを楽しみにしている人もいるでしょう。
登山コースはいくつかあります。JR竹田駅付近から始まる「駅裏登山道(徒歩約40分)」、「南登山道(徒歩約60分))」 、「表米神社登山道(徒歩約40分)」、そして車で「山城の郷駐車場」まで行き、そこから「西登山道(徒歩約40分)」です。
上の「竹田城跡アクセスマップ」を参考にしてください。
体力に自信のある方は、竹田城跡の景色を楽しみながら歩いて登山することをおすすめします。
「駅裏登山道」と「表米神社登山道」は急な坂道や階段が続きます。
その日の天候や体調を確認して、無理のない範囲で挑戦してみるといいでしょう。
雲海が見られる条件
竹田城跡を訪れる際に気になるのは、「雲海」が出現するかどうかですよね。
雲海が見られる確率が高いのは、9〜11月の早朝で、この時期は「雲海シーズン」と呼ばれています。
①前夜が冷え込むこと
②当日の早朝は晴れていること
③当日の早朝から日中にかけて寒暖差が10℃以上あること
④風が少なく、湿度が高いこと
これらの条件が整うと、雲海が発生する確率が上がります。
特に10月や11月には日の出前から雲海が見られることもあります。
ただし、道中が非常に暗いので、懐中電灯は必需品です。
雲海に囲まれた竹田城跡を見ることができれば、とても幸運なことです!
実際に登った感想
私は、午前4時過ぎに立雲峡駐車場に着きました。
車中泊していたような車もあり、駐車場は満車に近い状態でしたが、観光案内されているような方が車の誘導をしてくださったので、安心して車を停めることができました。
収受棟で環境整備協力金ということで、大人(高校生以上)は300円が必要です。
環境整備協力金は20名以上の団体なら、1人当たり250円になります。
竹田地区住民の方と中学生以下は無料です。
第1展望台までは30分ほどの山道です。
夜明け前に行かれる方は懐中電灯が必須です。
足場も悪いところもあるので、手には何も持たない方がいいのでヘッドライトをおすすめします。
30分ほどの山道を登ると11月でしたが、かなり汗もかきました。
5時過ぎに第1展望台に着くと日の出まで1時間強待つことになり、体も冷えてきました。
早めに展望台に行かれる方は汗拭きタオルも必要です。
また、待っている時に地面に座る方はレジャーシートも必須です。
おしりも結構冷えてくるので、クッションになるようなものを持って行くのもおすすめです。
明るくなってきて、いよいよと思いましたが、この日はあまり雲海が出現しませんでした。
麓の方で霧は発生しましたが、上の方までは上がってこなかったです。
でも、霧が発生してくるのも神秘的でした。
この日は、上に書いた「雲海が見られる4つの条件」をかなり満たしていたのですが、朝の冷え込みが足らなかったようです。
雲海が多く発生した時は、霧の中を歩く可能性もあるので、日によってはカッパも持っておく方がいいようです。
下山して、車も移動し、次は竹田城跡に向かいます。
竹田駅近くの「パンケーキ&コーヒーぽわん」でモーニングを食べようと思いましたが、8時過ぎでお店の外までお客さんが並んでいました。
一旦、諦めて竹田城跡に登ります。
「駅裏登山道」から、竹田城跡を目指します。
このような道を登ります。
立雲峡の道もこのような道がほとんどです。
竹田城跡の観覧料は高校生以上の大人 500円、中学生以下は無料です。
20名以上の団体は、高校生以上の大人は450円になります。
竹田城跡からの景色です。
降りる時は「表米神社登山道」を使いました。
このような階段が続きます。
下山してきて、先ほどの「パンケーキ&コーヒーぽわん」のモーニングが10時までだったので、ぎりぎり9時50分に到着したのですが、まさかの完売で次は11時開店…( ;∀;)
口の中が完全にパンケーキになっていたので、1時間待つことにしました。
情報館「天空の城」に行ったり、鯉の餌を買ってエサやりしてたらすぐでした。
11時まで待って、念願の「パンケーキ&コーヒーぽわん」のパンケーキはこちら。
パンケーキの枚数もトッピングも選べます。
朝の4時過ぎに到着し、雲海に浮かぶ竹田城跡は見れませんでしたが、きれいな景色も見れて、おいしいパンケーキも食べれて、充実した一日でした。
まとめ
おすすめの持ち物
〇懐中電灯(できればヘッドライト)
〇レジャーシート
〇汗拭きタオル
〇カッパ
竹田城跡入場時間
(春)スプリングシーズン | 3月1日~5月31日 | 午前8時~午後6時(最終登城 午後5時30分) |
(夏)サマーシーズン | 6月1日~8月31日 | 午前6時~午後6時(最終登城 午後5時30分) |
(秋)雲海シーズン | 9月1日~9月22日 | 午前6時~午後5時(最終登城 午後4時30分) |
9月23日~11月30日 | 午前4時~午後5時(最終登城 午後4時30分) | |
(冬)ウィンターシーズン | 12月1日~翌年1月3日 | 午前10時~午後2時(最終登城 午後1時) |
※1月4日~2月末は、冬季閉山のため入場できません。
※警報発令時等、悪天候時は入場が規制されることもあります。
今回、私が訪れた日は、「雲海が見られる4つの条件」をかなり満たしていましたが、雲海はそれほど出現しませんでした。
観光案内をされてる方にお聞きしたら、この数年は予測が難しく、雲海が出現しない日が続いたと思ったら、雲海を見られる日が何日も続くこともあるそうです。
雲海を見れたらラッキー、くらいの気持ちで行くのがいいかもしれません。
また、私は「竹田城=雲海」としか思ってなかったけども、竹田城跡に登ると桜の木がたくさんありました。
季節が変われば、違った竹田城跡の景色を楽しめるので、また訪れたいと思います。
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