「+8817100110」という見慣れない番号から電話がかかってきたことはありませんか?
この番号は、日本の一般的な電話番号とは異なり、「+881」という衛星電話の国際番号を持っています。
しかし、最近このような番号を使った詐欺の報告が増えており、うっかり折り返してしまうと高額な通話料金を請求されるケースも…。
では、「+8817100110」の正体とは何なのか?
この番号からの着信にはどんな危険が潜んでいるのか?
本記事では、+881の国際番号の仕組みや詐欺の手口、被害に遭わないための対策について詳しく解説します。
知らない海外番号からの着信に不安を感じたら、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
Contents
+8817100110の正体とは?
+881の国際電話とは?
「+881」は通常の国別コードではなく、衛星電話専用の国際電話コードです。
これは特定の国に属しているわけではなく、衛星通信事業者が利用する番号帯です。
携帯電話や固定電話と異なり、衛星を経由して通信を行うため、どこから発信されたかを特定するのは難しい特徴があります。
国際電話の国番号は一般的に「+81(日本)」のように国ごとに割り当てられていますが、「+881」は主に船舶や航空機、遠隔地での通信手段として利用されています。
そのため、この番号からの着信があった場合、通常の電話とは異なる特性を持つことを理解する必要があります。
8817はどこの国の番号?
「+8817」は、イリジウム(Iridium)という衛星携帯電話サービスの番号帯です。
イリジウムは地球上のどこでも通信できる衛星電話ネットワークを提供しており、特に海上や砂漠、山岳地帯などの通信インフラが整っていない地域で使われます。
このため、「+8817100110」からの電話があった場合、それが本当にイリジウムの正規ユーザーからの発信なのか、それとも何らかの詐欺の可能性があるのかを慎重に判断する必要があります。
イリジウム衛星電話とは?
イリジウム衛星電話は、人工衛星を利用して通信を行う特殊な携帯電話の一種です。
通常の携帯電話は地上の基地局を経由しますが、イリジウムは66機の通信衛星を利用して通話やデータ通信を提供します。
そのため、地球上のどこにいても通話が可能という大きなメリットがあります。
この技術は主に以下の用途で使われます:
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船舶業界(遠洋漁業、貨物船など)
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航空業界(パイロットや航空機内の緊急連絡)
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軍事用途(戦場や僻地での通信)
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探検・登山(山岳地帯や極地での通信手段)
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災害時の緊急通信(地震や津波などで通信インフラが破壊された際の連絡手段)
衛星電話の利用用途
イリジウム衛星電話を含む衛星通信は、通常の携帯電話が圏外になる場所でも利用できます。
そのため、主に以下のような場面で活用されます。
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海上通信 – 船舶の乗組員や漁師が陸との連絡を取るために利用
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災害対策 – 地震や洪水などで通信インフラが壊れた際の緊急連絡用
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軍事・防衛 – 戦場や僻地での作戦指揮
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探検・登山 – エベレスト登山など、通常の携帯が使えない地域での通信
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企業活動 – 石油採掘や鉱山業など、僻地でのビジネス通信
一般人に関係することはある?
一般の人が衛星電話を使用する機会はほとんどありません。
しかし、災害時や特定の業務で必要になることがあります。
また、詐欺や迷惑電話の手段として悪用されるケースもあるため、知らない衛星電話番号からの着信には注意が必要です。
+8817100110からの電話は詐欺の可能性あり
衛星電話を使った詐欺の手口
最近では、衛星電話を利用した詐欺の手口が報告されています。
その手口の一つが、「ワン切り詐欺」と呼ばれるものです。
これは、知らない海外番号から短時間の着信があり、折り返しを誘導する手法です。
折り返してしまうと、高額な通話料が発生することがあります。
また、衛星電話を悪用した詐欺には以下のようなものもあります:
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「国際料金が発生する」高額請求詐欺
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身内や知人を装った詐欺
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なりすまし詐欺(金融機関や公的機関を騙る)
なぜ衛星電話が詐欺に利用されるのか?
衛星電話は発信者の特定が困難であり、匿名性が高いため、詐欺師にとって非常に都合が良い通信手段です。
また、衛星電話の通話料金は非常に高額なため、折り返しの通話を促すことで大きな利益を得ることができます。
折り返すと高額請求される可能性
知らない番号に折り返すと、以下のようなリスクがあります:
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1分あたり数千円以上の通話料が発生する可能性
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クレジットカード情報の詐取
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違法なサービスへの登録
日本での報告事例
最近、日本国内でも「+881」から始まる番号によるワン切り詐欺の報告が増えています。
SNSや掲示板などでも、「+881からの着信があったが、折り返したら高額な料金を請求された」という声が多数見られます。
実際に被害に遭った人の体験談
実際に「+881」からの電話に折り返してしまい、後日高額な電話料金を請求された人の話もあります。
被害者の一人は「知らない番号だったが、海外の友人かもしれないと思い折り返した。数分話しただけなのに、数万円の請求が来た」と証言しています。
国際電話詐欺の最新手口と対策
どんな電話に注意すべきか?
国際電話詐欺にはさまざまな手口がありますが、特に注意すべき電話の特徴を知っておくことで被害を防ぐことができます。
以下のような電話には要警戒です。
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「+881」や見覚えのない国際番号からの着信
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「+881」は衛星電話の国際番号で、特定の国ではなく衛星通信会社が使用します。一般的な個人が使用することはほとんどありません。
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ワン切り(すぐに切れる)電話
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数秒で切れる電話は、折り返しを促す目的の可能性が高いです。折り返すと高額な通話料金が発生することがあります。
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不自然な英語や外国語の自動音声
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海外のコールセンターを装い、英語や中国語などで話すケースもあります。内容を理解できない場合はすぐに切りましょう。
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「あなたのアカウントがロックされました」などの警告メッセージ
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クレジットカード会社や銀行、政府機関を装い、個人情報を聞き出そうとする詐欺電話もあります。
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「親族が事故に遭った」「国際トラブルに巻き込まれた」などの緊急性を強調する内容
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焦らせて冷静な判断をさせない手口です。身に覚えのない場合は、家族や友人に確認しましょう。
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不審な電話が来たらどうする?
不審な電話を受けた場合、以下の対策を実践することで被害を防ぐことができます。
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絶対に折り返さない
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ワン切り詐欺の可能性が高いため、知らない番号にはかけ直さないようにしましょう。
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電話に出ても個人情報を話さない
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名前や住所、クレジットカード情報などを聞かれても絶対に答えないことが重要です。
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不審な番号はすぐに調べる
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「+881 電話番号 詐欺」などのキーワードで検索すると、同様の被害報告が見つかる場合があります。
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音声ガイダンスの場合はすぐに切る
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自動音声での指示に従ってボタンを押したりせず、そのまま電話を切りましょう。
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家族や友人にも注意を呼びかける
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特に高齢者は国際電話に慣れていないため、詐欺に引っかかりやすい傾向があります。家族と情報を共有しましょう。
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着信拒否やブロックの方法
迷惑電話を防ぐために、スマートフォンの設定で特定の番号をブロックすることができます。
iPhoneの場合:
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「電話」アプリを開く
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着信履歴から該当の番号をタップ
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「情報」ボタンを押して、「この発信者を着信拒否」を選択
Androidの場合:
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「電話」アプリを開く
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着信履歴から該当の番号をタップ
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「詳細」または「オプション」から「着信拒否」または「ブロック」を選択
家族や高齢者への注意喚起
国際電話詐欺は、特に高齢者がターゲットになりやすい傾向があります。
家族や知人と情報を共有し、以下のような対策を講じることが大切です。
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「知らない海外の番号には絶対に出ない」ルールを決める
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定期的に怪しい電話について話し合う
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詐欺に遭った場合の相談先をメモしておく(警察や携帯キャリアなど)
もし+8817100110から電話が来たら?
絶対に折り返さない!
+8817100110からの着信があった場合、絶対に折り返さないようにしてください。
これはワン切り詐欺や国際電話詐欺の可能性が高いため、通話することで高額な料金が発生するリスクがあります。
メッセージを確認する
着信履歴に「+8817100110」が残っていた場合、SMSやボイスメールを確認することもできます。
ただし、見知らぬ国際番号からのメッセージには不審なリンクが含まれていることがあるため、絶対に開かないようにしましょう。
重要な連絡かどうか判断する方法
万が一、海外の知人や会社が衛星電話を使っている可能性がある場合は、事前に確認しておくと安心です。
しかし、通常の生活では+881の番号からの着信はまずないため、基本的には無視して問題ありません。
どこに相談すればいい?
不審な国際電話が頻繁にかかってくる場合は、以下の窓口に相談できます。
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携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)
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警察の相談窓口(#9110)
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国民生活センター(188)
被害に遭った場合の対処法
もし誤って折り返してしまい、高額請求が発生した場合は、すぐに携帯キャリアに連絡し、対応を相談しましょう。
また、クレジットカード情報などを教えてしまった場合は、カード会社にも連絡し、利用停止などの対策を行うことが重要です。
まとめ:+8817100110の電話には要注意!
+8817100110のような見知らぬ国際電話番号からの着信は、単なる間違い電話ではなく、詐欺や高額請求の可能性があるため、慎重に対応する必要があります。
特に「+881」は衛星電話の番号であり、通常の生活で使用することはほぼありません。
本記事の重要ポイント
✅ +881は衛星電話の国際番号で、特定の国に属さない
✅ +8817100110のような番号は、詐欺やワン切り詐欺の手口として使われることがある
✅ 折り返しの電話をすると高額な通話料金が発生する可能性がある
✅ 知らない海外番号からの電話には出ない・折り返さないのが鉄則
✅ 不審な番号はスマホの着信拒否設定を活用する
✅ 家族や高齢者と情報を共有し、詐欺被害を防ぐ
被害に遭わないための具体的な行動
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知らない国際番号からの着信は無視する
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折り返さない限り、通話料金が発生することはありません。
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スマホの着信拒否・ブロック機能を活用する
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iPhoneやAndroidの設定で、特定の番号や国際番号をブロックできます。
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警察や携帯キャリアに相談する
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頻繁に不審な電話がかかってくる場合は、キャリアや警察(#9110)に相談しましょう。
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家族や友人に注意を呼びかける
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特に高齢者は電話詐欺のターゲットになりやすいため、情報を共有して対策を徹底することが大切です。
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最後に
国際電話詐欺は日々進化し、新しい手口が次々と出てきています。
しかし、基本的な対策を知っておくだけで、多くの被害を未然に防ぐことができます。
+8817100110のような不審な番号には注意し、落ち着いて対応しましょう。
大切なことは、「知らない国際電話には出ない・折り返さない」というシンプルなルールを守ることです。
この情報を家族や友人とも共有し、皆で詐欺被害を防ぎましょう!
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