福岡県久留米市に佇む大善寺玉垂宮で行われる鬼夜祭りは、年末から新たな一年の初めに繰り広げられる迫力満点の祭典。
大松明の炎が闘志を灯し、氏子達の鬼夜の華やかな伝統を守り続けます。
この記事では、大善寺玉垂宮鬼夜を紹介します。
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大善寺玉垂宮鬼夜とは
大善寺玉垂宮鬼夜は、福岡県久留米市の大善寺玉垂宮で行われる追儺と小正月の火祭りが融合した祭りです。
大晦日の夜から1月7日まで続くこの祭りでは、災厄を払い、天下泰平、五穀豊穣、家内安全等を祈願し、神事の最終日が鬼夜で、その日が大松明の火祭りとして行われます。
大晦日には「鬼火採り」が行われます。
4日には大松明づくりが行われ、7日には鬼面尊神の面を阿弥陀堂に移す神事や種蒔き神事が行われ、その夜が鬼夜となります。
直径1m、長さ約13m、重さ約1.2tといわれる一番松明から六番松明までの大松明6本に鬼火が点火されます。
締め込み姿の氏子若衆数百人が、カリマタと呼ばれる二又のカシの棒で大松明を支え、時計回りに周囲を回る「大松明廻し」が最大の見どころです。
大松明の火の粉を浴びると、無病息災になるといわれてます。
また、大松明のもとで鬼面をつけた者が持つ鉾を奪う鉾面神事も行われ、鬼役は阿弥陀堂に籠もってから出現し、堂の周囲を回ります。
これが追儺に相当します。
「大松明廻し」がその後行われます。
大善寺玉垂宮鬼夜は、様々な要素を含んでいる祭りで、重要無形民俗文化財として国に指定されています。
また、日本三大火祭りのひとつとされています。
1月7日 追儺祭・鬼夜のスケジュール
13時 | 鬼面尊神渡御 |
16時 | 鬼面尊神還御 |
19時すぎ | 若衆の境内参集 |
20時すぎ | 汐井汲み神事 |
汐井かき | |
21時 | タイマワシの勢揃い |
21時30分 | 6本の大松明に点火 |
鉾面神事 | |
大松明始動 | |
22時すぎ | 惣門くぐり・鬼のみそぎ |
23時すぎ | 厄鐘 |
アクセス方法
大善寺玉垂宮:福岡県久留米市大善寺町宮本1463-1
〇西鉄天神大牟田線「大善寺駅」下車徒歩5分
〇JR「久留米駅」より西鉄バス15番 「宮前」バス停下車徒歩3分
〇JR「荒木駅」よりタクシー約10分
〇九州自動車道久留米ICより約40分
まとめ
大善寺玉垂宮鬼夜は、福岡県久留米市で繰り広げられる迫力満点の祭りです。
大晦日から1月7日まで行事が続き、追儺と小正月の火祭りが見事に融合されています。
最終日の1月7日の火祭りでクライマックスを迎え、直径1m、長さ13m、重さ約1.2tの一番から六番の大松明が燃え上がります。
氏子若衆数百人がカリマタで大松明を支え、大松明廻しでは境内を時計回りに回る光景は大迫力です。
祭りは鬼火採りから始まり、大松明づくり、鬼面尊神の神事、種蒔き神事、そして鬼夜と続き、最後には鉾面神事が行われます伝統と迫力満点の祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定され、玉垂宮の歴史ある神社で継承されています。
ぜひ、大善寺玉垂宮鬼夜に訪れて伝統と迫力満点の祭りを楽しんでください。
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