本ページはプロモーションが含まれています

Jリーグの新章:2026-27シーズンから「秋春制」へ移行

R5.12.21アイキャッチ 子どもとサッカー

2023年12月19日に開催されたサッカーJリーグの理事会で、2026年から2027年シーズン以降、リーグ戦を秋から始まる「秋春制」に移行することが正式に承認されました。

一方で、寒冷地域のクラブが抱える試合運営の課題については今後も継続して検討される予定です。

試合日程の変更点

現在

〇シーズン開始は2月の第3週ごろ → シーズン終了は12月の第1から第2週ごろ

〇ワールドカップ、アジアカップが開催されるため、J1リーグは8年に3回、6月から7月に中断

〇平日に開催される試合は4試合程度、ワールドカップ等があると8試合程度

移行後

〇シーズン開始は8月の第1週ごろ → ウィンターブレークは12月の第2週ごろ → 2月の第3週ごろに再開 → シーズン終了は5月の最終週ごろ

〇平日に開催される試合は6試合程度

サッカー②

 

降雪地域等のクラブへの支援

キャンプ費用増額分の支援

〇夏季オフシーズン/ウィンターブレーク中のキャンプ費用

〇ホームタウン外で試合を行う際に、シーズン中に行うキャンプ費用

施設整備への支援

〇スポーツ活動が可能なエアドームの整備

〇降雪エリアのスタジアム整備

〇降雪エリア以外での暑さや熱への対応整備

現状の課題

そもそも、現在の春秋制では、どんな課題があるのか解説します。

海外移籍と欧州シーズンの時期のずれによる問題

欧州の主要なリーグは秋春制が多く、シーズン開幕前(夏)は、世界の移籍市場が最も活発な時期であるが、この時期にJリーグはシーズン中であり、多くの有力な選手が海外移籍してしまっている。

シーズン中に主力選手が移籍したため、優勝を逃したチームがあるとも言われています。

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)シーズンとJリーグシーズンのズレ

ACLは2023年からシーズン移行を行ったため、Jリーグのシーズンとの時間的なずれが生じ、JリーグクラブはシーズンをまたいでACLに参戦することになっています。

海外移籍金収益の差

現在の日本人選手は欧州の中堅リーグを経由することで、移籍金が大幅に増加しています。

海外では移籍金収益が10億以上のクラブが100以上あるのに、Jリーグ全体の移籍金収益は15〜25億円程度と少ない。

猛暑による選手のパフォーマンス低下

夏季の気温が高いため、選手の走行距離や高強度走行距離が著しく低下することが課題となっています。

サッカー③

シーズン移行による実現可能な改善策

Jリーグを国際舞台で競争力を高める

気温の高い時季の試合を減らすことで、選手の高い競技レベルを維持する。

ACLシーズンとの調整

ACLで優勝するとクラブワールドカップへの出場権を得ます。

クラブワールドカップでの世界の強豪クラブとも戦え、国際大会で賞金を獲得する機会を提供できます。

欧州の移籍市場との調整

海外のシーズンと合わせることで移籍しやすい環境を作ることで、移籍金収益を増やす。

シーズン中の有力選手の流出を防ぐことができます。

また欧州からの選手や監督を誘致しやすくなります。

サッカー応援

まとめ

「Jリーグ、新たなステージへの飛躍!秋からのリーグ戦導入決定」

Jリーグは歴史的な変革を決定しました。

2026年からのシーズンから、新たな「秋春制」がスタートします。

この決定により、リーグ戦の開始が秋に移行することで、クラブやファンは新たなシーズンの楽しみを味わうことができるでしょう。

ただし、これに伴う降雪地域のクラブによる試合運営の課題なども懸念されています。

Jリーグはこれらの問題に対しても継続して検討を行い、さらなる改善を目指しています。

新たなスケジュールへの移行が、Jリーグの未来にどのような影響をもたらすのか、注目が集まっています。


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました