突然かかってきた「0800-919-4816」という番号。
フリーダイヤルで一見安心感があるものの、知らない番号からの電話ってやっぱり不安になりますよね。
「もしかして詐欺?」「電力会社って本当に名乗ってるの?」そんな疑問に答えるべく、この記事ではこの番号の正体や目的、対応方法まで解説します。
知らない番号に不安を感じたときの備えとして、ぜひ参考にしてください。
Contents
0800-919-4816は誰からの電話?信頼できるの?
フリーダイヤルの仕組みとは?
「0800」から始まる番号は、一般的にフリーダイヤルと呼ばれるもので、着信者(この場合はあなた)が料金を支払う必要がなく、発信者側が通話料を負担する仕組みになっています。
企業のカスタマーサポートや、営業活動でよく使われる番号帯です。
つまり、誰かがあなたに「無料で連絡するため」に使っている番号ということになります。
しかし、フリーダイヤルだからといって安全とは限りません。
詐欺まがいの営業や、正体不明の業者もこの仕組みを利用して電話をかけてくるケースが増えているため、番号だけで安心するのは危険です。
特に「0800」や「0120」からの着信があった際には、まずはネットで検索したり、口コミを確認したりして、どんな会社が使っているのかを調べることが大切です。
登録されている情報を調べてみた
0800-919-4816について調査したところ、ソフトバンクテレコムが提供するフリーダイヤル番号であることが確認されました。
しかし、発信元として表示される名前は一貫しておらず、「DPリンク」や「BCリンク」、「○○電力の代理店」などと名乗る事例が多く見られました。
こうした業者は、正式な電力会社とは別に「代理店」として営業活動をしていることが多く、公式サイトなどで確認できないケースがほとんどです。
つまり、身元のはっきりしない業者があなたに営業電話をかけている可能性が高いのです。
SNSや口コミでの評判
SNSや掲示板での情報によると、「0800-919-4816」からの着信は、多くの人が「迷惑電話」「しつこい営業」として報告しています。
中には、「名乗り方が怪しい」「東北電力を装っていた」という声もあります。
また、何度も繰り返し着信があったという報告も多く、着信拒否をしている人も少なくありません。
SNSでの評価を総合すると、信頼できる企業の電話というよりは、避けるべき業者からの連絡と判断している人が多数派です。
何を目的とした電話なのか?
この番号からの電話の目的は、ほとんどの場合「電気料金の見直し」や「新しいプランの提案」です。
いわゆる「電力の切り替え営業」で、2016年の電力自由化以降、さまざまな新電力会社や代理店が営業活動を行っています。
しかし、すべての営業が悪質というわけではないものの、実際にトラブルが発生したケースもあるため、電話口での契約や同意は慎重になるべきです。
特に「この場で決めてください」や「今日申し込めば割引がある」など、急かすような話し方には注意が必要です。
電力会社との関係性は本物か?
多くのケースで「○○電力の代理店です」と名乗ってきますが、実際にその電力会社に問い合わせたところ「そのような代理店は把握していない」と言われたという報告もあります。
つまり、名乗っている企業名が実際の電力会社と無関係な場合があるということです。
信頼性を判断するには、相手が言っている情報をメモし、その企業の公式サイトや消費者庁のサイトで調査するのが有効です。
最も安全なのは、直接契約中の電力会社に確認の電話を入れることです。
実際にこの番号から着信した人の声
「電力会社を名乗ってきた」事例
多くの報告によると、0800-919-4816からの着信は「東北電力」や「関西電力」など、実在する電力会社の名前を使って電話をかけてくるパターンが多く見られます。
しかし、よく話を聞いてみると「代理店」や「提携会社」と言い換えることが多く、実際にはその電力会社からの正式な連絡ではないことがわかります。
このような手法は、一見すると信用できそうに思えますが、実際には消費者の警戒心を和らげるためのテクニックであることが多いため注意が必要です。
「〇〇電力の者です」と名乗られた場合には、「ご本人ですか?」「委託先名を教えてください」などと聞いてみるのが有効です。
しつこい勧誘?断ったのに何度もかかってくる
「不要です」ときっぱり断ったにもかかわらず、数日後に再度かかってくるケースも少なくありません。
中には1日に何度もかかってきて、仕事や家事に支障が出たという人もいます。
営業リストに名前が登録されてしまっている場合、再勧誘されるリスクが高く、電話に出ないだけでは解決しないこともあります。
このような場合には、電話アプリの「着信拒否」機能を使ったり、迷惑電話通報アプリを活用するのが効果的です。
質問しても答えてくれない対応に不信感
「会社名を教えてください」「なぜ私の番号を知っているのですか?」と聞いた際に、あいまいな返事しか返ってこなかったという体験談も多く報告されています。
まともな企業であれば、会社情報を隠すようなことはしません。
答えをはぐらかすような対応があった場合、その時点で信用できないと判断してよいでしょう。
また、電話を録音することで、後のトラブル対策にもなります。
着信回数とタイミングの傾向
この番号からの着信は、午前中から夕方にかけて、特に平日の日中に多くかかってくる傾向があります。
中には土日にも着信があったという報告もあり、業者が広範囲に営業をかけている様子が伺えます。
着信履歴が残っている場合は、どの時間帯が多いかを把握しておくと、今後の対策にも役立ちます。
高齢者が狙われやすい?
近年、こうした営業電話の多くは高齢者をターゲットにしていると指摘されています。
理由としては、高齢者は電話勧誘に対して疑問を持たず、そのまま契約してしまうことがあるためです。
ご家族に高齢者がいる場合には、こうした番号の危険性を共有し、見知らぬ番号からの電話には出ないよう伝えておくことが大切です。
迷惑電話の可能性と見分け方
正規の電力会社が電話する場合の特徴
まず、正規の電力会社が直接電話をしてくる場合、いくつかの共通した特徴があります。
たとえば、最初に「お世話になっております。〇〇電力の〇〇と申します」ときちんと名乗り、現在の契約内容を把握したうえで話を進めることが多いです。
また、個人情報を最初に確認するのが一般的で、「ご契約者様のお名前を確認させていただけますか?」などの対応があります。
話し方も非常に丁寧で、無理な勧誘や急かすような口調は基本的にありません。
それに対して、今回の「0800-919-4816」のような番号からの電話では、名乗り方があいまいだったり、すぐに料金の話に持ち込むケースが多いため、冷静に聞き分けることが大切です。
本物と詐欺まがいの業者の違い
見分け方のひとつに、「質問にちゃんと答えるかどうか」があります。
たとえば、「どこの会社ですか?」「ホームページはありますか?」「この電話番号で会社を調べてもいいですか?」といった質問に対して、はっきり答えられないようであれば要注意です。
本物の会社であれば、こうした質問に誠実に答えてくれるはずです。
逆に、「今すぐ決めてください」や「限定です」「この場でしかできません」といった言い回しを多用する業者は、悪質な営業や詐欺まがいの可能性があるので注意しましょう。
見分けるための質問例
迷惑電話かどうかを判断するには、以下のような質問をしてみると効果的です。
質問内容 | 期待される回答 |
---|---|
「会社名を正式名称で教えてください」 | しっかりとした企業名と所在地が返ってくる |
「この電話は録音させていただいてもいいですか?」 | 正常な企業は問題なく了承する |
「どの契約に関する件ですか?」 | 現在の契約状況や契約者名を把握している |
「この情報はどこから得たのですか?」 | 明確な入手経路を説明できる |
「後で折り返してもいいですか?」 | 正式な代表番号を教えてくれる |
クーリングオフは使えるのか?
もしも営業電話で契約してしまった場合でも、「クーリングオフ制度」を使って契約を取り消すことができます。
電力の契約も対象となっており、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、無条件で契約解除が可能です。
この制度を活用するには、書面または内容証明郵便で「契約解除の意思」を通知する必要があります。
相手がクーリングオフに応じない場合には、消費生活センターや国民生活センターに相談するとスムーズに進む場合があります。
消費生活センターに相談する目安
少しでも「怪しい」と感じたら、早めに消費生活センターに相談するのが安心です。
専門の相談員が対応してくれ、具体的なアドバイスや、必要であれば法的手続きをサポートしてくれます。
【消費者ホットライン】188(いやや!)にかけると、最寄りのセンターにつながります。
通話料は無料なので、迷ったらとりあえず電話してみることをおすすめします。
安全な対処法とブロック方法
電話に出てしまった場合の対応
もし間違って電話に出てしまっても、すぐに契約に同意したり、個人情報を話したりする必要はありません。
「検討します」「家族に相談します」と言って電話を切ってもまったく問題ありません。
相手がしつこい場合には、「録音しています」「今後の連絡はすべて文書でお願いします」と伝えると、ほとんどの業者は諦めてくれます。
特に録音を伝えることで、不正な勧誘を抑止する効果があります。
二度と出ないための設定方法(スマホ別)
スマートフォンでは、個別の番号をブロックする機能が標準で搭載されています。
iPhoneの場合
-
「電話」アプリを開く
-
「履歴」から0800-919-4816を選ぶ
-
「情報マーク(i)」をタップ
-
「この発信者を着信拒否」を選択
Androidの場合
-
「電話」アプリを開く
-
該当番号の横にある「︙」をタップ
-
「ブロック」または「着信拒否リストに追加」
キャリア別着信拒否のやり方
携帯キャリアごとにも、迷惑電話対策サービスがあります。
キャリア | サービス名 | 月額 |
---|---|---|
ドコモ | 迷惑電話ストップサービス | 無料 |
au | 迷惑電話撃退サービス | 月額110円 |
ソフトバンク | 迷惑電話ブロック | 月額330円 |
迷惑電話通報アプリの活用法
迷惑電話の情報を共有するアプリも非常に有効です。
-
Whoscall:発信者情報を自動で表示
-
電話帳ナビ:口コミ情報が多数
これらのアプリをインストールしておけば、着信のたびに「この電話は危険かも」と警告してくれるため、事前に対策を取ることができます。
登録しておくと安心な機関の連絡先
以下の機関の連絡先をスマホに登録しておくと、万が一トラブルになったときも安心です。
機関名 | 電話番号 | 備考 |
---|---|---|
消費者ホットライン | 188 | 地域の相談窓口へ自動接続 |
警察相談窓口 | #9110 | 被害届を出すか迷っていてもまず相談 |
そもそも個人情報はどこから流出したの?
考えられる流出ルートとは?
0800-919-4816のような営業電話を受けると、多くの人が「なぜ自分の電話番号が知られているのか?」と不安になりますよね。
実際に、個人情報が業者の手に渡るルートは1つではありません。
よくあるパターンとしては、「アンケートへの回答」「資料請求」「懸賞やキャンペーンへの応募」「通販サイトの会員登録」などがあります。
中には、利用規約に「第三者に情報を提供する場合がある」と書かれているものもあり、同意しているつもりがなくても、実は情報提供にOKしていたということも。
また、名簿業者から購入した電話番号リストを使って電話をかけてくるケースもあります。
これらは違法ではないグレーゾーンで行われていることが多く、完全に防ぐのは難しいのが現実です。
怪しいキャンペーンや懸賞サイト
特に注意が必要なのは、「当選しました!おめでとうございます!」といった甘い言葉で誘導する懸賞サイトやキャンペーンです。
スマホの広告やSNSでよく見かけるタイプで、応募時に名前や電話番号、メールアドレスなどを入力する形式のものがあります。
この手のサイトは、実際に商品が届くことはほとんどなく、目的は「個人情報の収集」です。
収集した情報は、名簿業者を通じて販売されることが多く、その結果、知らない営業電話が増えてしまうのです。
応募するときは、そのサイトが信頼できる運営元かどうかをチェックし、「特定商取引法に基づく表記」や「プライバシーポリシー」が明確に掲載されているかどうかを必ず確認しましょう。
SNSでの情報公開が招くリスク
意外と見落としがちなのが、SNSでの情報発信による個人情報の漏洩です。
たとえば、XやInstagramで「○○キャンペーンに応募しました!連絡先は〜」などと投稿してしまうと、悪質な業者がその情報を拾って悪用する可能性があります。
また、「プロフィールに電話番号を載せていた」「LINEのIDを公開していた」など、少しの油断が大きなトラブルの原因になることも。
SNSは便利な反面、公開範囲に気を配らないと、思わぬリスクを招くことになります。
自分のアカウントが「公開」設定になっていないか、誰でも見られる状態になっていないか、今一度確認してみましょう。
登録した覚えがない業者からの着信
「自分はどこにも登録していないのに、なぜ電話が?」という場合も多いですよね。
その場合は、以前利用したサービスの運営会社が、業務提携している別会社に情報を渡している可能性があります。
たとえば、ネットで電力比較サイトを利用したときに、「情報を提携先に提供する場合があります」といった項目が小さく書かれていたりします。
それを見落としてしまうと、気づかないうちに営業リストに情報が登録されてしまうのです。
一度でもどこかで入力した情報は、本人が忘れていても履歴として残っており、それをたどって電話がかかってくるという仕組みです。
今からできる個人情報の守り方
今後の迷惑電話やトラブルを防ぐために、以下のような対策を取りましょう。
-
むやみに個人情報を入力しない
キャンペーンや無料登録の際に、安易に情報を渡さないよう注意しましょう。 -
プライバシーポリシーを確認する
情報を登録する前に、情報の取り扱いについて明記されているかを確認してください。 -
メールアドレスや電話番号を複数持つ
日常利用と登録用で使い分けることで、被害を最小限に抑えることができます。 -
SNSは非公開設定に
プロフィールや投稿を「友達のみ」や「非公開」に設定し、第三者に見られないようにしましょう。 -
迷惑電話ブロックアプリを活用する
知らない番号からの着信を警告・遮断してくれるアプリを導入するのも効果的です。
📝まとめ
今回の記事では、「0800-919-4816」からの電話について、正体や目的、実際に受けた人の声、迷惑電話かどうかの見分け方、そして安全な対処法まで解説しました。
この番号は、主に「電力プランの切り替え」などを目的とした営業電話で、正規の電力会社の名をかたってくることもあるため注意が必要です。
実際に多くの人が「しつこい」「名乗りが不明瞭」などの不信感を抱いています。
迷惑電話かどうかを判断するためには、会社名や連絡先をはっきり答えてもらえるかなどの質問が効果的です。
出てしまった場合でもすぐに契約せず、クーリングオフや消費生活センターの利用を検討しましょう。
また、個人情報の流出ルートにも注意が必要で、SNSや怪しい懸賞サイトなど日常の中にもリスクが潜んでいます。
迷惑電話アプリや着信拒否機能を活用しつつ、日ごろから自分の情報を守る意識を持つことが大切です。
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