毎年、岐阜県高山市で春と秋に開催される高山祭。
豪華絢爛な屋台が街を練り歩く春と秋の恒例祭です。
今の記事では、高山祭の魅力、日程、アクセス方法、駐車場を紹介します。
Contents
高山祭とは
高山祭は、春の日枝神社の例大祭「山王祭」と、秋の櫻山八幡宮の例大祭「八幡祭」の総称であり、それぞれ「春の高山祭」「秋の高山祭」と呼ばれます。
山王祭では12台、八幡祭では11台の「屋台」と呼ばれる山車が曳き出され、総勢数百人による祭り行列やからくり奉納などさまざまな祭事が行われます。
見事な彫刻などが施されているので「動く陽明門」と称され、国の重要有形民俗文化財にも指定されている屋台が並ぶ「屋台曳き揃え」や、100個以上の提灯を灯した屋台が古い街道を巡る「夜祭」「宵祭」が見どころのひとつです。
詳細な起源は不明ですが、祭りは飛騨の領国大名だった金森氏の統治時代(1585〜1692年)に遡るとされ、やたいのはじまりは享保3(1718)年頃と伝わっています。
祭り自体は「高山祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」のひとつにもなっています。
高山祭の魅力
からくり奉納
曳き出される屋台のうち山王祭では3台(三番叟・石橋台・龍神台)、八幡祭では1台(布袋台)がからくり人形を備えており、祭り行事としてお旅所前や神社境内でからくり奉納が行われます。
屋台曳き廻し
屋台が町内を巡行する「屋台曳き廻し」は、秋の八幡祭でのみ行われる行事です。
八幡祭で曳き出される11台のうち布袋台のみ、櫻山八幡宮境内でからくり奉納を行います。
御巡行・御神幸
祭りの両日には、神様を乗せた神輿が氏子の繁栄を願い、町を巡行する祭り行列が行われます。
祭り行列は、山王祭では御巡行、八幡祭では御神幸と呼ばれ、神輿を中心に獅子舞や闘鶏楽、裃姿の警固など伝統装束を身に纏った総勢数百人の大行列が、雅楽やお囃子を奏しながら練り歩きます。
日程・アクセス
春の高山祭(山王祭)
毎年4月14日・15日
日枝神社
アクセス方法
JR高山本線「高山駅」から徒歩15分
秋の高山祭(八幡祭)
毎年10月9日・10日
櫻山八幡宮
アクセス方法
JR高山本線「高山駅」から徒歩20分
2024春スケジュール
(飛騨高山旅ガイドウェブサイトより引用)
屋台曳き揃え
14日(日)9:30~16:00
15日(月)9:30~16:00
からくり奉納(約50分間見込み)
14日(日)10:00~、14:00~
15日(月)10:00~、14:00~
御巡幸
14日(日)13:00~16:00
15日(月)12:30~16:00
夜祭
14日(日)18:00~21:00
(飛騨高山旅ガイドウェブサイトより引用)
駐車場
(飛騨高山旅ガイドウェブサイトより引用)
規制区域外の常設駐車場や臨時駐車場(匠ヶ丘)があります。
臨時駐車場(匠ヶ丘)~高山市民文化会館間は、無料シャトルバスが運行されます。
交通規制も実施されるようなので、時間に余裕をもって行動してください。
まとめ
高山祭は、日本の伝統と文化を体験することができる素晴らしい祭りです。
美しい山岳風景や伝統的な町並み、そして豪華な山車が織り成す光景は、一度は訪れる価値があります。
高山祭への訪問をおすすめします。
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