秋田県男鹿のナマハゲ行事は災いを払い、豊作・豊漁・吉事をもたらすものです。
「なまはげ柴灯まつり」では、神秘的なナマハゲの姿や伝統的なパフォーマンスが迫力満点です。
この記事では、秋田県男鹿のナマハゲ行事と「なまはげ柴灯まつり」を紹介します。
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秋田県男鹿のナマハゲ行事
秋田県男鹿のナマハゲ行事は、秋田県男鹿半島周辺で伝統的に行われている祭りです。
以前は小正月に行われていましたが、現在は大晦日の夜に行われています。
鬼の面を被り、ケデ(蓑藁)やハバキ(藁で作った脛当て)を身につけ、木製の出刃包丁や御幣を持ちながら、地域の家を訪れます。
この行事は災いを払い、豊作・豊漁・吉事をもたらすもので、地元の若者たちがナマハゲとして参加します。
ナマハゲが落としたケデの藁には、病気平癒や病気を防ぐ力があると信じられています。
ナマハゲの語源は、冬に囲炉裏で長時間過ごし、怠惰で手足にできる火だこ(ナモミ)を剥ぐ「ナモミ剥ぎ」から派生したとされています。
ナマハゲはペアや6人のグループなどで、家を訪れると、大声で叫びながら四股を踏み、扉や襖を叩き、家中を歩き回り、その家の一年の厄を祓うと信じられています。
彼らは怠惰な人や子どもを見つけ出し、戒めることもあります。
家の主人はナマハゲとの対話を行い、彼らもてなします。
最後に、来年の再訪問を約束して家をします。
男鹿のナマハゲは昭和53(1978)年に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成30(2018)年にはユネスコの無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」のひとつとして登録されています。
なまはげ柴灯まつり
なまはげ柴灯まつりは、昭和39(1964)年から始まり、毎年2月の第2週の金曜日から日曜日にかけて、真山神社で開催されています。
伝統行事「ナマハゲ」と1月3日に行われる神事「柴灯祭」を組み合わせた観光行事です。
神社境内で焚き上げた柴灯火のもと、迫力のあるナマハゲの乱舞や、松明をかざして境内を進んでいく姿が、観客を惹きつける魅力的な光景となっています。
「なまはげ柴灯まつり」の会場では、山から降りてきたナマハゲたちは神の使者として活動し、なまはげ踊りや和太鼓でなまはげ太鼓の演奏を披露します。
儀式が終わると護摩餅を手に取り、神の元に戻っていきます。
開催日時
2024.2.9(金)・10(土)・11(日)18:00~20:30
スケジュール
18:00~広場入口 鎮釜祭・湯の舞
18:20~参道入口 なまはげ入魂
18:35~神楽殿 なまはげ行事再現
18:55~柴灯火前 なまはげ踊り
19:05~神楽殿 なまはげ太鼓
19:25~広場・参道 なまはげ下山・献餅
20:00~神楽殿・広場 里のなまはげ乱入
会場
真山神社:秋田県男鹿市北浦真山水喰沢97
事前申込と入場料について
入場料
お一人様 1,000円
※当日会場で現金でお支払いください。
※中学生以下無料
事前申込
各日上限2,000人の収容人数があるので、事前申込が必要です。
まとめ
秋田県男鹿のナマハゲ行事は、男鹿半島周辺で伝統的に行われている祭りです。
この行事は災いを払い、豊作・豊漁・吉事をもたらし、ナマハゲが落としたケデの藁には、病気平癒や病気を防ぐ力があると信じられています。
年中行事であるナマハゲは大晦日に男鹿地区の家々を巡るものなので、観光でその様子を見るのは難しいので、ぜひ2月に開催される「なまはげ柴灯まつり」に訪れて、迫力のあるナマハゲを楽しんでください。
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