子どもが怒られたり失敗した時に、「〇〇のせいで~」と言い訳することが多いと思います。
大人からしたら、「素直に謝ったらいいのに…」と思うけど、なかなかそうはいきません。
どうして子どもは言い訳をするのでしょうか。
その理由とアプローチ法を説明していきます。
Contents
子どもが言い訳をする理由
責任転嫁
子どもは自分の過ちや失敗を認めることが難しい場合があります。
自分が悪いと認めることで責任を負わなければならなくなるため、その責任を他人に押し付けることで自身を守ろうとする場合があります。
自己防衛
子どもは自尊心がまだ発達途中であり、自分が悪いと認めることで自己評価が低下する可能性があります。
他人のせいにすることで、自分の評価を保つ試みとなる場合があります。
学習不足
子どもはまだ社会的なルールや責任の重要性について学びながら成長しています。
自分の行動が他人に与える影響や責任の所在について完全に理解していない場合、他人のせいにすることで自分を正当化しようとするかもしれません。
これらの理由は一般的なものであり、子どもの個性や状況によっても異なる可能性があります。
言い訳をする子どもの親のアプローチ法は?
対話と共感
子どもとじっくり話し合い、なぜ他人のせいにするのかを理解しようとすることが重要です。
子どもの感情や考えを受け止め、共感を示しましょう。
子どもが安心して話せる環境を作ることで、本当の理由や悩みを共有できるかもしれません。
責任の意識を醸成
子どもには責任を持つことや自身の行動について考える機会を与えましょう。
失敗や過ちから学ぶことの大切さを伝え、他人への責任を避けるのではなく、自身の行動に責任を持つことが成長につながることを理解させましょう。
ポジティブなモデルを提供
子どもは周囲の大人の行動をモデルとして学ぶことがあります。
自分の行動に責任を持ち、他人を非難せずに問題解決をする大人の姿を見せることが重要です。
自分自身が他人のせいにすることを避け、責任を果たす態度を示しましょう。
問題解決のスキルを身につけさせる
子どもには問題解決のスキルを教えることで、自分の行動や結果に対して主体的に取り組むことができるようになります。
失敗や困難に遭遇した場合に、他人を責めるのではなく解決策を見つける方法を教え、自己努力の重要性を伝えましょう。
肯定的なフィードバックと強調
子どもが責任を持ち、他人のせいにしない行動を取った場合には、その努力や成果を肯定的に評価しましょう。
他人を非難するよりも、自身の行動を褒めることで自尊心を高め、適切な行動を続ける意欲を促すことができます。
以上のアプローチを組み合わせて、子どもが他人のせいにする傾向を軽減し、責任感や自己成長の意識を育むことができます。
ただし、子どもの発達段階や個性に応じて適切なアプローチを選ぶことが重要です。
また、時間と忍耐が必要なプロセスであることを忘れずに、子どもの成長をサポートしていきましょう。
まとめ
子どもの成長において、怒られたり失敗した時に言い訳をする傾向はよく見られます。
そのような行動は子どもの責任感や自己成長にとってプラスではありません。
子どもの責任感を育てるには、時間と忍耐が必要です。
「うちの子は言い訳ばかりして…」とネガティブな考えにならずに、子どもの責任感を育てるチャンスです。
ぜひ上記のアプローチ法を参考にしてください。
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